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▶2014年3月24日 「うつ病の起源」と人間の「うつ病の正体」(1)


=うつ病って、本当に病気なの?=

 うつ病は「こころの風邪」と呼ばれているように、医学的には誰でも発症する可能性があると考えられています。そのようなこともあり、うつ病の有病率や患者数の疫学調査は非常に多いです。厚生労働省の調査によ、日本の気分障害(うつ病と双極性障害などの広範囲な精神疾患の総称)の患者数は近年増加しています。



 しかし、うつ病は調査の段階で明確に診断できる疾患ではないため、診断基準によって患者数に大きな差が出ます。日本人の気分障害有病率(うつ病は様々な病態が含まれるのでこのような言い方をします)は3~16%となっており、かなり大きな差があります。
このようにうつ病の診断は診断基準によって異なりますし、医師によっても診断は異なることが多いで、3~16%などという開きが出てしまうのです。
 うつ病発症の原因については様々な説があり、明確な考え方があるわけではないので、現時点では仕方ないかも知れません。目安になるような簡単なチェックテストがあるのでご紹介します。あなたも、自分のうつ度合いをチェックしてみてください。

https://www.cbtjp.net/qidsj/question/01/

 トラウマセラピストである私の臨床体験からすると、学校や仕事には行けるがうつ症状(気分が落ち込む。無気力や無力感がある)を抱えている人はかなり多いと感じています。事実、今まで係わってきたクライアントさんのほとんどは、程度の違いはありますがうつ症状を抱えています。でも、病院に行かなければうつ病や不安障害のどの診断名はつきません。

 これは全ての精神疾患で言えるのですが、疾患の本当の原因は解明されてはいません。つまり、原因不明なのです。原因が分からないのですから、完治するための治療法が確立されるはずがありません。
 このような背景があるからこと、医療が発達して治療法が進んだことになってはいますが、精神疾患の患者数は増加し続けています。そして、困ったことに形を変えながら新たな病態がうまれています。まさにうつ病を含めた精神疾患は、社会を映し出す鏡のようなものだと感じます。

 遺伝病や発達障害などの可能性がない限り、ほとんどの精神疾患の本当の原因は胎児期から乳幼児期の親子関係のトラウマと、その後の生育環境(生育歴)に深く起因していると私は考えています。これは、私のこれまでの臨床体験から得られた結論です。この結論は常識的ではありませんし、胡散臭さを感じる人は多いと思います。特に旧来の精神医学や臨床心理学を勉強してきた、プロの精神科医やカウンセラー(臨床心理士・セラピストなど)の方々は、全く相手にしないかもしれませんね。

 そこで私の結論が事実であることを、多くの研究者が行っている最新の研究成果を使いながら、私の臨床体験から得た結論に矛盾がないことを、今回のシリーズ『「うつ病の起源」と人間の「うつ病の正体」』で論証していきたいと思います。この考え方でセラピーを行うと、うつ病が様々な気分障害の症状が消えてしまいますし再発もしないことをみれば、この考え方が事実であることの裏付けにもあります。
 本シリーズの内容に関してご意見やご批判がございましたら、遠慮なくメールを頂ければ幸いです。お返事を差し上げます。

 それでは、「うつ病の起源」から話を始めたいと思います。

                         ⇒ 『「うつ病の起源」と人間の「うつ病の正体」(2)』へ続く

▶2014年2月14日 「さとり世代」の「さとり方」(2)

= 「さとり」から「悟り」へ =

 「さとり世代」の「さとり」とは、単なる「「勘違いの諦め」だと感じていることはお話しました。Goo辞書によると「悟り」とは

『物事の真の意味を知ること。心の迷いが解けて、真理を会得すること』

となっています。「勘違いの諦め(あきらめの境地)」は「悟り」とは程遠いというのはお分かり頂けると思います。

 クライアントさんも「さとり世代」と同じ気質を持っていることは、先ほどお話しました。私が行っているセラピーに取り組んでいるクライアントさんたちも、「勘違いの諦め」をしっかり持っています。これを修正して、「物事の真の意味を知る」方向に進めることが、真に自由な生き方ができるようになるのです。自分の信念となっている「勘違いの諦め(あきらめの境地)」を手放さないさない人もいますが、そのような人は「心の迷いが解けて、真理を会得する」ことはできません。今までの経験上、これには例外はありませんでした。

 それほど、価値観はその人の人生を根底で支配しています。つまり、「勘違いの諦め」から作られた価値観を信じてしまうと、納得する人生は送れませんし、決して満足して死ねないでしょう。

 それではクライアントさんたちが、どのような「勘違いの諦め」から作られた価値観(信念)を持っているかご紹介しましょう。クライアントさんだけでなく、これらの価値観(信念)は程度の差はありますが、全ての日本人が持っていると考えています。勿論、「さとり世代」は色濃く持っています。

① 人は信用しない・人に心を開かない・人には頼らない
② 1人で大丈夫!1人で何でもできる!
③ 人間関係は勝ち負けのみ!

です。メンタルサポート心理相談室では、①を「3つの基本的選択」、②を「絶対的自信」と呼んでいます。気づきの深い人でしたら、これらの3つが人生の基本的な信念になっていることを知っていると思います。あなたは気づいていましたか?

 ①~③の根底には、人への強いあきらめがあるのは分かると思います。この3つの信念によって、必然的に孤立に至り、守りの生き方になってしまいます。でも、このような状態になっていることを他人に(家族や友だちにも)は決して悟られないようにしているので、ほとんどの人たちがこのような生き方をしていることは気づかれていません。

 セラピーは進むにつれて、①~③の信念は乳幼児期の親子関係で作られたことが明らかになってきます。このことにはじめて気づく人はショックを受けますが、ほとんどのクライアントさんたちは親子関係に問題があることには、最初から気づいています。

 でも、この信念を手放していくのは、何段階のステップを越えていく必要があります。でも、この段階を踏むことで「さとり」から「悟り」へと進んでいくことができるのです。

 「心理療法」と「悟り」って、あまり関係しているとは思えない方もいらっしゃるかも知れませんね。でも、メンタルサポート心理相談室のクライアントさんたちの多くが、取り組みを「修行みたい」と言います。セラピーに滝行を取り入れているということもありますが、取り組みの流れが、ちょうど「悟り」に導くように組み立てられているからだと思います。

 心の世界は、とても広くて深くて丁度宇宙のようだと感じています。



▶2014年2月5日 「さとり世代」の「さとり方」(1)

= 「さとり世代」ってどんな人たち? =

 「さとり世代」ってご存知ですか?言葉だけを聞くと、「悟を深めながら、自分を知り、真に意味のある人生を自由に生きている世代」とも取れますが、実際にどの世代も、そのような生き方はしてないのでないかと思います。では「さとり世代」とは、どのような人たちなのでしょうか?

 「さとり世代」とは、2チャンネルで生まれて広まったそうです。1980年代半ば以降に生まれ、主に2002~10年の学習指導要領に基づく「ゆとり教育」を受けた世代です。20歳代半ばから30歳半ばくらいの人たちですね。

 この世代の気質は、「堅実で高望みしない」と言われています。具体的には、「車やブランド品に興味がない」「欲がなく、程々で満足する」「恋愛に淡白」「海外旅行に関心が薄く、休日は自宅やその周辺で過ごすことを好む」「節約志向で、無駄使いしないが、趣味にはお金を惜しまない」「様々な局面に合わせて友達を選び、気の合わない人とは付き合わない」などだそうです。そう言われれば、この世代はこのような人たちは結構いると感じがします。

 私は、トラウマセラピストとして約20年活動してきましたが、クライアントさんたちは「さとり世代」と同じ世代の人たちが多いです。勿論、それらのクライアントさんたちと先ほどかいたような「さとり世代」の気質はピッタリ重なっていると感じます。セラピストから見た、最近の20歳代半ばから30歳代半ばのクライアントたちの特徴と言えば、以下のようなものです。

* 基本的に人間関係や人生をあきらめている。人や社会に期待していない
* 人や社会を諦めるために作り出した、自己弁護のための合理化思考を正しいと信じ込んおり、この考え方に自信を持っている。
* だから、人の意見は聞き流すので、現状維持が強固
* 人と係わることに、心の奥では恐怖感を抱えている
* 人間関係が表面的で人には深入りしない
* だから、恋愛が苦手か、恋愛や結婚に煩わしいしと感じている。
* 孤立志向は強いが、心の奥では将来独居老人になったり、孤独死するかも知れないと不安を抱えている。でも、それは見ないようにしている。
* 趣味など目の前のことに集中することで、将来のことは見ないようにしている(逃避グセがつよい)。
* 長期的には、自滅傾向を持っている。



 などです。でも、これって悟りなんでしょうか?

 この世代は、高度経済成長の物が十分に行き渡った時代に生まれ、物心ついたときにはバブルが崩壊し、不況(デフレ)しか知りません。一方で、当たり前のようにインターネットが作り出す仮想空間に慣れ親しんでおり、現実と仮想世界の区別が明確についていないように感じます。それなのに、現実的な将来を理解したと思い込み、無駄な努力や衝突を避け、過度に期待したり夢を持ったりせず、生活レベルを落とさないように、より合理的に現状維持するかが行動規範となっているのだろうと思います。

 先程も書きましたように、これって悟りではなく、単なる「勘違いの諦め」なのではないかと思います。「さとり世代」に該当する皆さんはどう思いますか?


▶2014年1月25日 イベント「男と女の本音夜話会(1)」報告

 私は前々から、大人の男と女が集まって、異性に面と向かって恋愛・結婚・セックスなどの本音で徹底的に話し合う会をしたいと前から思っていました。本音で話し合うことでしか、男と女の溝は埋めることはできないと考えていたからです。そして、ついにその会がついに実現しちゃいました!(平成26年1月25日の13:30分~16:30)
 第1回目の「男と女の本音夜話会」のテーマは、「男にとっての女・女にとっての男=恋愛・結婚って何だろう!?=」にしました。13名(男5名・女8名)の参加を頂き、会は始まりました。話題は恋愛や結婚やセックスなどで、人が人として生きていくためには避けては通れない重大な問題ばかりです。そして、話し合いが進むほどに、話し合いは真剣さを増していきました。
 それぞれの参加者が自分の本音を掘り下げ、その時々に感じた本音だと思える意見を出し合っていくと、次第に沈黙する人が出てきました。それは「自分の本音って何だろう?」「今まで思っていたことは、本音じゃないのか?」などの状態に入り始めるのだと感じました。

 ほとんどの現代人は自分の本音を知りません。誰もが自分だと認識している思考内容(本音)は、過去の本当のことを無かったことにするための、本当の本音をカモフラージュするための仮の適応人格が作り出した仮の(誤魔化しの)理屈です。つまり、人は自分の本当の本音を知らないまま、仮の適応人格が自分だと信じ込み、本音とは違う考え方を信じて、本当は自分のものではない人生を盲目的に送っているのだと考えています。だから、女と男の関係は益々表面的になり、うまくいかなくなってきているんだと思います。(この仕組みは、ちょっと難解ですが私の著書である「良い子の心の闇」を読んで頂くと分かります。)

 途中まで2~3グループに分けても話し合ったのですが、途中の段階でグループごとに代表者を選んでもらい、各グループの話し合いの内容を発表してもらいました。すると共通する言葉出てきました。「自分のことを異性に、分かって欲しい・受け入れて欲しい・安心させて欲しい」などです。やはり、男と女の関係はここに落ち着くのでしょう。では「どうしたら、このような関係が築けるのか?」については、皆さん「分からない」「だけど、知りたい!」ということも共通していました。
 また、参加者のアンケートには、「有意義でした」「もっと話したい」「もっと深い話がしたい」という意見がほとんどでした。会の流れや参加者の意見なのを聞くことで次回のテーマも分かってきましたので、2回目の「男と女の本音夜話会」も計画しようと思います。
 日程が決まりましたら、メンタルサポート心理相談室ホームページ「イベントのご案内」サイト
(http://www.kokoro-support.com/site6/site6index1.html)でお知らせいたします。

 アンケートには、以下のようなご意見がありました。

* なかなか本音で話す機会がないので、いいなと思いました。
* あまり緊張しなくて楽しかったです。
* 男の人も以外に考えているんだなと思った。
* もう少し、深い話がしたいです。
* 最初は抵抗がありましたが、同じように感じていると安心したり、違いに驚いたりしました。
* 男性は思っていたより、感じ方が浅いと思った。
* もっと話しかったです。(時間を長くして欲しい)
* 私は人の意見に迎合し過ぎて、本音を言うのが苦手だと思いました。
* 普段はいかに自分の本音に触れていないと感じました。
* 普段はセックスのことを本気で考えることがないと感じました。
* 自分の思い込みが壊されるところがあった。もっと深い話を聞きたくなりました。

 会が終わった後は、15名の方々と懇親会を行ないました。お酒が入ると、やはり本音は深まりますね。

 次回のテーマは、セックスと「男と女が分かり合うとはどういうことか?」「男と女のセックスの違い」をテーマに、より本音を深める工夫をしたいと思います。
 2回目からでも、不安感なく参加できるような組立にしますので、このような会に興味がありましたらお気軽に参加してください。
 「男と女の本音夜話会」についての分からないことがありましたらお気軽にメールフォームよりお尋ねください。

 お会いできるのを楽しみにしております。


「男と女の本音夜話会」風景