セックス依存症

 

 性欲は私たちが持っている最も強烈な本能欲求です。もし、
現実逃避するためにセックス依存にはまってしまうと、相当に強い依存症になります。

 セックス依存の人とセックス嫌悪症の人とは、セックスに関しては全く違うように見えますが、両者は同じ基本構造を持っています。

 セックス嫌悪症の人は、セックスで胎児期又は乳児期のネガティブな感覚やイメージが引き出されてしまうのでセックスができなくなりますが、セックス依存の人は脳で性的快感を増幅して、セックスで引き出されるネガティブな感覚から逃避するパターンを会得した人たちです。私はたくさんのセックス依存の人たちを診てきましたが、全てのセックス依存の人はセックスのときに引き出される恐怖感を、脳で増幅した性的快感で麻痺させています。

 セックス依存を改善するには、先ず本当は性的快感は感じておらず、性的快感を感じたことにして(更に脳で増幅して)、現実逃避しているだけだという事実を受け入れる必要があります。その後に、セックス嫌悪症のセラピーに移ることになります。

 このような仕組みを見ると、セックス依存の人はセックス嫌悪症の人より、よりトラウマが深く重症だということが言えます。