インナーチャイルドと人間関係の悩み

プロローグ

 インナーチャイルドは、今でもあなたの心に住んでいる、両親や周囲の大人達から傷つけられた幼い頃のあなた自身です。
 傷ついたインナーチャイルドの心の中は、悲しみ・怒り・不安などの感情や、罪や恥の意識で一杯です。これらの感情や意識は決して消えることはありません。これらの感情は、特定な出来事によって、大人のあなたの心の中にも瞬間に広がっていきます。そして、はげしい動揺があなたのコントロールを失わせて、またいつもの、あの嫌な人間関係の繰り返しが始まるのです。


◎対人関係の症状◎

 自分のことをうまく表現(自己開示)できない方が多くなっています。そのような方々に、どうして自己開示できないのですか?と尋ねると、「人目が気になる。」「自分が他の人からどのように見られているか(評価されているか)不安。」「自分を表現したときに、受け入れてもらえるか不安。」などとおっしゃいます。これでは怖くてとても自己開示などできません。
 そして、友達ができにくい・恋人ができない・いじめられることが多い・職場に適応するのが難しい・対人恐怖や赤面症・アガリ症などの症状へと発展していきます。

◎原因◎

 さらに話を聞いていくと、多くの場合、次のようなパターンが見えてきます。それは『両親又は片親が厳しいか、大変口うるさい。』『時として暴力を振るった。』従って小さい時から、『親の顔色を伺うようにしてビクビクしていた。』というものです。このとき幼い心は傷ついてしまいます。自分のやりたいことを後回しにして、親や周囲の大人の態度に合わせることを続けていると、それが習慣化していきます。そしてついに、人目ばかりを気にして自己表現が上手くできないようになってしまいます。このような習慣の人は、特に若い方に多いように思います。学校での成績偏重や管理教育も大きく影響しているのではないかと考えられます。

◎治療法◎

 このようなケースの場合、一番大切なのは「自分自身を見つめる感覚を取り戻す。」ことです。いつも人目を気にしてビクビクしている習慣から、自分がいま本当にやりたいことは何なのかを感じ、それを自由に表現できるようにします。
 退行催眠による傷ついた心の癒やしと、その人に合ったプログラムの書き換えを行います。そうすれば、症状は自然に消えていきます。
 一般に使われている、自己催眠法による「人目が気にならない」等の暗示は逆効果ですので、絶対に使わないようにして下さい。