しつけの問題
子供たちは口でとやかく言うよりも、手本を示してくれる親が必要です。両親のしつけのモデルになりえないときには、規律のない子供になります。しつけられていないチャイルドは、ぶらぶらと時を過ごし、我慢しないで反抗し、我がままで頑固で、考えずに衝動的に行動します。過度にしつけられたチャイルドは、厳格で、強迫的で、過度にりりしく、従順で、人を喜ばせ、恥と罪の意識でいっぱいです。でも、傷ついたインナーチャイルドを持った人のほとんどは、しつけられていない行動としつけられた行動との間を揺れ動きます。
高志(26才)は、就職して4年目の会社員です。彼は友人との私的な付き合いがうまくいかないで悩んでやってきました。彼の両親は愛情深い人でしたが、二人とも人間の理想像を持っていました。高志は両親の持っている理想を感じ取り、両親の望むような子供を精一杯演じました。彼は成績も良く、クラスでは中心的存在でした。両親はそんな息子の姿を見て、誇りに感じていたようです。現在、高志は人の評価を気にして行動している自分に気づいています。友達付き合いがうまくいかないと感じているのも、「自分がどのように思われているか。」ということが気になって、不自由になっている自分がいるのだと・・・。
自己愛的障害
信頼関係の障害
自己感覚の喪失
行動化されない情動の問題