6.PTSDと依存症の具体的症状

メンタルサポート心理相談室では臨床体験を積むごとに、PTSDには非常に多くの症状が含まれていると考えるようになりました。というよりも、現代人の抱えているほとんどの心身の症状は、その根底にPTSDがあるのではないかとさえ考えています。実際にトラウマセラピーによって、これらの症状は緩和され、ついには症状そのものが消えることもあるのです。そのような臨床体験を通じて得たPTSDの症状とは以下のようなものです。

@心理(情緒)面の症状
うつ症状(軽症うつ病)、無気力、無力感、過度の対人緊張、対人恐怖、人間関係の悩み、将来の不安感、情緒不安定、意識の注意集中困難、イライラ、脅迫神経症的症状、被害妄想、パニック障害、自殺念慮、ときとして幻覚や幻聴(分裂病)等

A身体面の症状(医学的には原因不明)
各部の凝りや痛み(例・肩凝りや頭痛等)、疲れやすさ、睡眠障害、胃腸障害、めまい、嘔吐感、自律神経系に係る症状群(自律神経失調症や冷え性等)、内分泌系に係る症状群(婦人科系の症状、慢性的な症状等)、免疫系に係る症状群(様々な免疫疾患やアレルギーなど)

B行動面の症状(依存症を含む)
アルコール依存症、薬物依存症、タバコ依存症、摂食障害(過食や拒食、甘味依存)、共依存(母子癒着、共依存的恋愛・失恋癖などに見られるような人に対する依存の総称)、激怒(アドレナリン中毒)、DV(ドメスティック バイオレンス)、ブランド依存、ギャンブル依存、買い物依存、仕事依存、セックス依存、インターネット依存、ペット依存、宗教依存、不登校や引きこもり、自傷行為(自分で手首を切る「リストカッター」・自殺行動等)、児童虐待する親、いじめ、犯罪衝動の温床等

このように幼少期のトラウマは、非常に多くの症状の原因となります。これらの症状は、誰でもいくつか持っているのではないでしょうか。