初回セッション 平成12年10月3日

★退行催眠のイメージ★

 悲しみの中へ。『お母さんがかわいそう』と泣く。怒りは感じない。すぐに笑顔になってしまう。 ≪あきらめ≫≪罪悪感≫が非常に強い。

 初回セッションの1ヶ月ほど前に、同じような思いを抱えている人達と会って話す機会があり、話をしたり、「毒になる親」(毎日新聞社)を読んでみたりして、この頃にはじめて「この不調の原因は母親なのではないか?」と気づきはじめていました。
 それまで「なんでも話せて、優しくて、大好きな母」だと思っていたのに・・・。
 よく考えてみれば、実家に帰ってからというもの、母が「買い物に行こう」と誘えば体調が悪くても一緒に行っていました。母に気を使って、断ってしまうとかわいそうだから。今なら「具合悪いなら行かない、寝ている、って言えばいいじゃない。」と簡単に思えるのだけれど、その時は「たったそれだけの事」が母に気を使いすぎて言えなかったのです・・・。
 ただ、母の「もしこのまま具合が良くならなかったら、父さんの年金で質素に暮らしていればなんとかなるわよ。」とかいう発言が私の心にひっかかっていました。「どうやったら良くなるか?」という事に対しての母の積極的な協力はなく、母にとって都合が良い方向の解釈になっていたと思います。(このままここにいて欲しい。自分と一緒にいてもらいたい。元気になってしまっては、また出ていってしまうだろうから、"もし良くならなかったら〜"という考え方。)
 それがだんだん私にも感じられるようになり、「何か、違う・・・」と居心地の悪さを感じるようになりました。それが体調不調がぶり返すきっかけだったように思います。
 ただ、頭ではある程度そういう状況が理解できているのに、実際は母に気を使う気持ちからなかなか抜けられず、自信もなくなっていて、本当に私は良くなれるのだろうか?いや、一生このままなのかもしれない・・・というような気持ちから抜け出すことはできませんでした。
 1回目のセッションは、あまり具体的なイメージが出てこなかったように思います。自分の中で、まだ怒りは全く出てきていなくて、多分、自分が何をされてきたのか、という実感がなく、「なんでこんな風になってしまったのかな〜。」というように、自分に対する「情けない」気持ちが大きかったからだと思います。母親に対して自分がどういう感情を抱いているか、ではなく、先に母の気持ちを考えてしまい、気を使う自分がいました。

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